生の感情丸出しで品性を求めるなど絶望的なブログです

伝説のはじまり 

5月某日、ひょんなことから二郎に行くことになってしまった。


二郎といえば前回俺とシモンタルが店の前まで行きながらも

圧倒的なプレッシャーに気圧されて逃げ帰った因縁の相手である。



学校終わりの友人(後に重度の二郎患者と判明)の

何気ない「飯行こうぜ」の一言に気軽に乗った俺は、

連れられるままに二郎府中店へと吶喊したのであった。

(写真はそれどころじゃなくて撮れなかったから拾い物なので雰囲気程度で) imgaf5e7c96zik1zj.jpeg


結局紆余曲折を経て5人になった我がパーティーは

大学最寄りのバス停から揺られること30分、府中駅へと辿りついた。



府中駅は初めてだったので凄まじい数の飲食店に

圧倒されつつも友人に付いて細い道を10分ほど



何か凄い穴場っていうか知る人ぞ知る、って

感じの所に二郎府中店はあった



その友人が言うには、二郎の中でも比較的

入門向きということらしい。





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進むとこんな感じ。


前回の松戸店の印象で店の外まで溢れかえる

ほどの行列を覚悟してたんだけど、

予想に反して店の前までは誰も並んでおらず、

席は満席ながら待ちは2人ほどだった。




いざゆかんと勇んで店に入ろうとした瞬間、

その友人に止められて2点釘を刺された



1つ、死にたくなければトッピングを尋ねられた際に言いよどまないこと

2つ、出されたら速やかに食し、台を拭いて速やかに退散すること




そう、このトッピングこそ前回俺達が撤退を余儀なくされた最大の驚異なのである。

いわゆる「ヤサイアブラマシカラメ」とかの感じの呪文にしか思えないアレだ



どうも二郎のシステムとしては、最初にテーブルの人数分の

麺を茹でてしまい、そのあとにトッピングを聞いてすぐ提供するってシステムらしい。


だからモタモタしてたり写真撮ったりしてるのがギルティ、ってことらしいね

一人でも遅いとその分麺が茹でられなくてサイクルが崩れるって感じみたい



そんなこんなで食券を購入してバラバラに空いてるとこから座る。

隣りに後輩が座ったがとても口をきける雰囲気では無かった


多分一言でも無駄口を叩いた瞬間、何が起こったかも分からない内に

店の外で目を覚ます事になる。


そう思わせるプレッシャーがマスターからはにじみ出ていた





そして遂にマスターがトッピングを聞き始めた。

全員俺のようなアマチュアでは無いらしく、

迷うことなく呪文を口にしている。




最初は普通で、で大丈夫だと聞かされていたのだが、

そんなことで本当に大丈夫なのか・・・?

一発で素人だとバレて叩き出されるのでは・・・?



そのうちに遂に俺の番が回ってくる

マスターが尋ねた。「ニンニクは?」

(府中店だけかは知らないけど、二郎ではニンニクは?がトッピングどうします?って意味らしい)



悩みに悩んだ結果、俺はその仲間内唯一の玄人のオーダーだった

「カラメ」で勝負することにした。

(カラメって何だよって思いながら注文したけど、どうも上から辛いタレみたいなのかけるのがカラメみたい)



永遠に続くかとも思われた俺とマスターの一触即発の睨み合い。


しかしどうやらマスターは俺を見逃してくれたらしく、

素人丸出しの「カ、カラメ・・・ボソボソ」って感じの注文を快く聞き入れてくれた。




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で出て来たのがコレ。多分写真まんまだと思う。

覚悟はしていたが凄まじい・・・普通にして良かったと心の底から思った。



二郎は店によって味が全然違うのが特徴らしいが、

府中店は見た目に反して結構あっさりめな感じで美味かった



しかし量がね・・・


よく聞く、「二郎はチャーシューを最初に食っとかないと地獄を見る」

って言葉の意味を思い知った。


確かにこれは最後にこんだけチャーシュー残ってたらキツいわ



野菜と麺をひっくり返す天地返しなる超絶技巧も存在するらしいんだけど、

この時の俺は知る由も無く正面からぶつかる。



人並み以上にラーメン屋は行ってると自負する俺でも

正直食いきれるか危ないところだった


実際隣に座ってた後輩は半分位で帰りたそうな顔をしていた。




まあでも何より美味いので頑張れば入らないことは無いので、

10分ほどで完食して丼を上げてテーブルを拭き「ごちそうさま!」と声を掛けて店を出た。


きちんと返事を返してくれたマスターを見て、怖いと思ったけど良い人だなと思った。





店を出ると流石は玄人、その唯一のジロリアンである男が

先に食べ終えたらしく座って待っていた。



しかしその友人でさえも、完食後は座り込んで尋常じゃない

汗をかいていた辺りやはり二郎は魔境だとつくづく感じた。




結局何とか無事に全員完食し帰路につくことが出来た。

完食出来ないと店から出ることは適わないと聞いていたので、

その後輩を含めて全員揃って帰還出来たとものすごくホッとしたのを覚えている。







しかしその時聞いた話によると、府中店は入門中の入門、

始まりにしかすぎないというのだからビビッた。




周辺で行くと武蔵小金井、新宿などまだまだ

上の奴らがいくらでもいるらしい。

この上ってどんなんなんだろう・・・





この友人の感じだとそう遠くない日に

挑むことになるだろうというのは明白なので、


その日までに少しでも玄人っぽい注文を勉強して、

あの常連独特の感じを出せるようになってやろうと

固く心に誓った府中の夜であった。












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